レイクトラウト。
幼少期に魚図鑑で見て憧れの存在だった魚。
日本では栃木県の中禅寺湖にしか棲息していないとされており、
関西から釣り場が遠いことなどから、なかなか釣行の実現が難しかった。
昨年、中禅寺湖でこの魚にチャレンジした、
ショータさん、マンディ関口氏、マサくんがレイクトラウトをキャッチ。
自分もこの魚を一目見てみたい…
レイクトラウトへの想いは強くなる一方だった。
国内外問わずよく釣行を共にする、
いたるさんにとっても憧れの魚とのことで、その想い入れをアツく語ってくれた。
「来年は中禅寺湖に行きましょう!!!」
二人して意気込んでいたのだが、
同タイミングでショータさんにお誘い頂き、遂に挑戦する機会に恵まれた。
中禅寺湖解禁は4/1(金)。
木曜日の業務終了後、中禅寺湖へと車を走らせた。
道中、9時間のロングドライブ。
夜中の3時に湖畔に着くも、解禁日とあって人は多い。
ショータさん、マンディ関口氏と合流し、仮眠する間もなく準備開始した。
中禅寺湖初日・解禁日。
湖畔に出るも、まだ暗い…
空いているスペースに入れて頂き、その時を待った。
明るくなりだすと同時に一斉にキャスト!
自分はというと、初めての釣り。
実績高いと聞いていた、スライドスプーンを結ぶ。
この釣りについて基本的なことは聞いていたが、わからないことだらけ…
久々に握るタックルなもんで、キャスト練習がてら大遠投。
着水後に一度ボトムをとり、巻き上げとテンションフォールを二、二、五のリズムで繰り返す。
そして三投目。
一番手前のブレイクでフォールをさせた瞬間だった。
グンッ…
生命感が伝わると同時に反射的にアワせた。
グン!ググッ…!!!
ウネるような感触が伝わる…
これは…
………なんぞ??
手前はゴロタ…
潜られると厄介なので、
強引に寄せてくると、薄暗い水中で魚体が反転!
レイクや!!!…思わず声が出てしまう。
寄ってきたところを直ぐ様ネットで掬い上げた!
三投目で釣れてしまった。
いきなりなもんで心の準備ができていなかったが、
初魚なものでサイズ問わず非常に嬉しいイッピキ!
魚を無事リリースし終え、釣りを再開!
朝マズメ時が良いと聞いていたし、
この調子で魚が釣れてくれるのであれば、もっと魚に近づける!
チャンスを逃すまいとキャストを繰り返したが、その後は反応が薄い…
ブラウントラウトがポツポツ釣れていたが、周辺で出たレイクトラウトは自分が釣った一本のみ。
日が昇りきると同時に釣り人の数は減り、自分達だけになった。
ショータさん、マンディ関口氏と話し合い、午後からは場所を大きく移動。
広範囲を探りながらランガンしていくことに…
この日は、とある岬の先端で一本キャッチ!
この魚の後に手応えあるサイズをヒットさせるも、
手前のブレイクに巻かれてしまい、キャッチならず…
なんとなく…だが、二日間の釣りで雰囲気は掴めた気がした。
あとはタイミングと運次第か…
この日は同行者全員が魚をキャッチすることができた。
中禅寺湖最終日。
今回のヒットルアーでもある、
MTレイクスの生みの親・ロデオクラフトの阿部さんにアドバイスを頂き、
良いポイントに入れて頂けることになった。
開始早々、ショータさんが良いブラウンをキャッチし、期待が高まる…
その後も、いたるさん、さんぺーくん、いたるさん、と…次々に竿が曲がる。
自分の竿も曲がり、この日もレイクの顔を見ることができた。
ほんと、良いタイミングで良い場所に入らさせて頂いた。
たくさんのレイクの姿が見れて満足なのだが、時合い終了まであと少し時間がある…
一番沖のブレイクめがけて大遠投!
誘いをかけてからのテンションフォール中のことだった。
一瞬だが、フッ…と、テンションが消えた。
反射的にアワせをいれると、
グググッ…
昨日と同じ感触…まるでゴミを掛けた様な。。。
冷静に考えるとレイクトラウトに違いないのだが、この時はゴミを掛けたとしか思えなかった。
50m先のボトムで掛けたため、油断できない。
幾つものブレイクを超えなけれならないため、ロッドを立て、強引に寄せにかかる。
近づいてくる…
あと少しだ…
手前のブレイクを抜けた瞬間、黒い魚体が見えた
目が合ったと同時に大暴れするが、
フックはガッチリと掛かっており、バレる心配も無い!
最後はショータさんがバッチリ決めてくれた。
よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!
幼い頃、魚図鑑で見て憧れた存在…レイクトラウト。
また一つ、幼少期からの夢が叶った。
まるで北米のパイクを思わせるような魚体。
渋く、黒みがかった濃い体色に黄色く染まる鰭が美しい…
今回の釣行で釣れていたレイクトラウトの殆どが回遊系個体とのことだったが、この個体は居付き系個体とのこと。
イワナの仲間であり、魚体を見るとそれに近い特徴が多々見受けられた。
鰭などのパーツ一つ一つが大きく、深く切れ込んだ独特的な尾鰭が特徴的。
大型化するトラウトで、中禅寺湖でも1mを超す個体がキャッチされているという…
この魚で67センチ。サイズ的には中型の部類だが体高が出てきている。
ある程度の長さまで成長すると、徐々に太くなっていくのだろうか。
成魚らしく、鼻の尖った雄。
非常にカッコいいその魚体にしばし見惚れしまった。
写真を撮り終え、リリースシーンの撮影に移るも、
レイクは手を振り払うように勢いよく深みに消えていった。
Rod:TULALA Glissando90
Reel:ダイワ 04セルテート3000
Line:PE1号+フロロショックリーダー16lb
Lure:ロデオクラフト MTレイクス23g(オレチャートB/ゴールド)
今回の中禅寺湖において、メインで使用したロッドはTULALA・グリッサンド90。
大型サーモンの突っ込みにも余裕で耐えれる仕様のこのモデルは、
強靭なバットのおかげで大型魚の突っ込みを止め、魚に主導権を握られることなくグイグイ寄せてこれる。
レイクトラウト自体の引きで考えるとオーバーパワーなのだが、
幾つものブレイクを越えて魚を寄せてこなければならない状況もあり、ファイト時に安心感があった。
パワフルなんだけど、柔軟なティップのおかげで、小型の魚相手でも丁寧にやり取りできるし、突発的なバイトもノセやすかった。
メインで使用した23gのスプーンをキャスト時の飛距離は80メートルほどだろうか。
9ftというレングスは抜群の飛距離を叩き出してくれるし、スプーン操作の縦さばき時にも十分なストロークをもたらしてくれた。
バックスペースが無かったり、木々が生い茂った場所でもキャストに支障は無く、振り抜きやすく、扱いやすかった。
今回のヒットルアーは全て、ロデオクラフト・MTレイクス。
中禅寺湖で実績の高いスライドスプーンで、19gと23gを場所に応じてローテーション。
カラーは派手系が◎だった。
遠投が効き、ボトム付近を丁寧にスピーディーに探っていけるため、
この釣りに対して初心者の自分でも非常に扱いやすかった。
中禅寺湖…今回の中禅寺湖において、メインで使用したロッドはTULALA・グリッサンド90。
大型サーモンの突っ込みにも余裕で耐えれる仕様のこのモデルは、
強靭なバットのおかげで大型魚の突っ込みを止め、魚に主導権を握られることなくグイグイ寄せてこれる。
レイクトラウト自体の引きで考えるとオーバーパワーなのだが、
幾つものブレイクを越えて魚を寄せてこなければならない状況もあり、ファイト時に安心感があった。
パワフルなんだけど、柔軟なティップのおかげで、小型の魚相手でも丁寧にやり取りできるし、突発的なバイトもノセやすかった。
メインで使用した23gのスプーンをキャスト時の飛距離は80メートルほどだろうか。
9ftというレングスは抜群の飛距離を叩き出してくれるし、スプーン操作の縦さばき時にも十分なストロークをもたらしてくれた。
バックスペースが無かったり、木々が生い茂った場所でもキャストに支障は無く、振り抜きやすく、扱いやすかった。
今回のヒットルアーは全て、ロデオクラフト・MTレイクス。
中禅寺湖で実績の高いスライドスプーンで、19gと23gを場所に応じてローテーション。
カラーは派手系が◎だった。
遠投が効き、ボトム付近を丁寧にスピーディーに探っていけるため、
この釣りに対して初心者の自分でも非常に扱いやすかった。
今回初めて訪れたのだけれど、非常に気持ちの良い釣り場だった。
ロケーションは勿論、釣り人を取り巻く環境が良い。
釣り場にゴミが一つも落ちていないし、現場で人に出逢うとキチンと挨拶をする。
当たり前のことなんだけれど、なかなか難しかったりする。
マナーを守る釣り人、
そして地元の方々の理解・協力があって成り立っている釣りなんだと改めて感じた。
「自分達は釣りをさせてもらっている。」
「ありがとう。」
いつまでも感謝の気持ちを忘れてはいけないし、
自然の中で釣りをさせてもらっている以上、守らなければならないこともたくさんあると思う。
今回の釣りのこと。
中禅寺湖のこと。
レイクトラウトのこと。
今回、沢山の方々のお力添えのおかげで、
憧れだったレイクトラウトに出逢うことができた。
中禅寺湖にお誘い頂き、
付きっきりでガイドして頂いた、ショータさん、マンディ関口氏。
いろいろとアドバイス頂いた、ロデオクラフトの阿部さん。
現地で途中合流した、マサくん、さんぺーくん、成田くん。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!